こんにちは、いのさんです!
2023年8月31日からNetflixにて独占配信された実写版「ONE PIECE」全8話を観てみました!
子供の頃からのいち「ONE PIECE」ファンの1人として気にはなっていたのですが、色々なご意見がありますね。
おだっちが制作指揮をとっているとのこともあり、2017年の発表からついにリリースされたものでもありますので待ち望んでいました!
僕はコミックスを全巻持っていますし、ジャンプやアニメも追ってみている身としてちょっと辛口で評価していこうかと思います。
ONE PIECEとは?
ONE PIECEは1997年より連載がスタートし、今では世界中で人気のジャンプ作品の一つになります。
主人公モンキー・D・ルフィが海賊王を目指して海に出る冒険ファンタジーです。
ルフィはゴムゴムの実と呼ばれる悪魔の実を食べて、ゴムのように体を伸ばす能力を手に入れました。
彼は海賊王を目指し、伝説のひとつなぎの財秘宝=「ワンピース」と呼ばれる財宝を探し求めて海賊団を結成し、仲間と共に大海原を冒険します。
物語は彼らが出会う様々なキャラクターや敵との戦い、謎や陰謀の解明、個々のキャラクターの成長などを描いています。
連載開始から25年以上たち、原作のコミック物語は最終章へと進んでいます。
実写版のメインキャストは?
実写版ワンピースのキャストは以下の通りです。
- モンキー・D・ルフィ:イニャキ・ゴドイ
- ロロノア・ゾロ:新田真剣佑
- ナミ:エミリー・ラッド
- ウソップ:ジェイコブ・ロメロ・ギブソン
- サンジ:タズ・スカイラー
個人的に原作のコミックでのおだっちが読者の質問やコメントに答える「SBS」があるのですが、その中の質問でのキャラクター別の出身地イメージに近いキャラクター構成になっています。
ちなみにルフィの出身地イメージはブラジルです。
日本では新田真剣佑がキャスティングされています。
おだっちが監修していることもあり、顔はもちろん口の大きさや所作までみて決めたと語っているので、メインキャラクターのキャスティングはピッタリかなと思います。
個人的にはナミはもっとグラマラスでセクシーなキャラでいて欲しかったなぁという願望はありましたが・・・
実際に見た感想
結論から申し上げると、映像クオリティはめちゃめちゃ良かったです!
海王類が出てくるシーンはCGを駆使してこんな怪物がいたらマジで動けないだろ!というくらいの映像クオリティでした。
原作とは多少シチュエーションが違い、海王類がきた時には小舟は大破していて、ルフィが海王類に食べられそうなタイミングで気がついたらシャンクスがルフィを抱えた状態で「失せる」と海王類を睨みつけ(おそらく覇王色の覇気で威嚇)左腕を食いちぎられていたという感じでしたが、描写が細かいところですが、より緊迫感を演出するためでしょうかね?原作とは違う演出が見られました。
ストーリー構成
ストーリーは原作の話を忠実に再現するところもありながらも、オリジナルストーリーでの作り込みもあります。
一部抜粋してご紹介します。
冒頭の処刑台シーン
まず最初のロジャーの処刑に立ち会っているのはルフィのおじいちゃんのガープがいたこと。
これは原作にはないシチュエーションでした。
実はこの最初の処刑シーンでクロコダイルやミホークと思われる人物も写っています。
冒頭のローグタウンのセットは原作を忠実に再現していてエキストラの数も含めで圧巻のシーンでした。
原作でもロジャーとライバル関係であったガープは、その後もストーリー初めの段階からガープがルフィたちを追う内容になっていてガープ大活躍です。
ただ、ガープのイメージがルフィのおじいちゃんということもあり、もっと自由奔放なキャラなのですが、なんかちゃんとした海軍中将といった感じでした。
また、コビーも毎話ずっと出演を続けていて、原作では描けていない海軍側の動きを見せてくれた感じです。
首領・クリークはバラティエに行けないまま終わる
全8話ある中でグランドラインに入る前の東の海=イーストブルー編を8話内で収まるように作られています。
敵はアルビダ〜アーロンまでの人物がいましたが、クリークはミホークにやられて終わりという原作とは違うストーリーになります。
クリークとルフィが戦う時のゼフがサンジに伝えた腹に括った一本の槍のセリフは個人的に好きなのでそこがないのが少し残念でしたが、ドラマストーリーをうまくまとめるためには泣く泣く削るしかなかったのかなぁと諭します。w
また、個人的にギャン泣きのゼフとサンジの別れの名シーン。
原作と実写で同じところはゼフがサンジに放った別れの挨拶
「おい、サンジ」
「・・・カゼ引くなよ」
あー、もう描いてるだけで泣けてくる!!
思い出すだけでマジで好きなシーンですが、このセリフは実写でもしっかり言ってくれました。
最高です!!
サンジも原作に近い「長い間、クソお世話になりました!この御恩は一生忘れません」を言ってくれていてファンの心をくすぐる演出をしてくれてます。
だけどちょっと待って!
サンジ土下座してないやん!!
原作ですとバラティエの甲板でサンジは土下座、ゼフは2階のデッキでこの名シーンが生まれるのですが、実写はゼフが甲板、サンジはメリー号でお別れの挨拶に変わっています。
これもシチュエーションが多少変わってしまうのはしょうがないですが、せめてここの名シーンは原作まんまでやってほしいという欲が個人的にはあります。
ココヤシ村とナミの関係
最後のアーロンパーク編はナミの過去を知り仲間が一丸となって戦うストーリーなのですが、ここでもオリジナルの脚本でストーリーが進みます。
まず実写版ではナミを除く4人が一緒にココヤシ村まで行きます。
ちなみにヨサクとジョニーは出てきません。
原作ではナミがアーロン一味が入った経緯をナミ自身はノジコ以外には誰にも言わずに1人戦うと言った感じですが、実は村の人たちは知っていたけど、ナミの負担にならないようにと、あえて知らないふりをして苦渋に耐えていた心理描写でした。
実写版では、アーロンに頼まれ、村人たちへ上納金を納めるよう指示を受けたナミはココヤシ村に行くのですが、姉のノジコにすら経緯を伝えず1人アーロン一味に入ったナミの設定となっていました。
そのため、姉のノジコすらアーロン一味に入ったナミを憎み、ナミの行動に対して唾を吐き捨てるシーンが!!
正直「なんでそこ変えたん?」と変えなくて良かったのになぁと思っちゃいました。
最後のルフィがアーロンパークを「ゴムゴムの斧」で崩壊するシーンは原作に忠実ですが、バトルシーンはあっさりな感じでした。
メインキャスト以外のキャスティング
また、メインキャストは良いのですが、個人的に「残念だな」と思ったのがマキノさんとベルメールさんです。
原作のキャラが可愛らしく描いてるっていうのもあるのですが、いやちょっとお母さん感が強くねえか?って思ってしまい、ちょっと残念ポイントです。
え?この人がシャンクスとの子を産んだかもしれないマキマさんなの?と思ったのが本音です。※有名な考察の一つです。
ただ、撮影の風景というかストーリー描写としてはマッチした人物でしたので、原作と切り離して考えれば違和感はないかな〜、といった感想です。
まとめ
1話〜8話までをまとめた感想は以下になります。
- 映像クオリティはめちゃめちゃ良い!
- メインキャストはマッチしている
- 東の海編を8話で違和感なくまとめられている
- そこは原作に忠実であって欲しいポイントが一部あり
- キャスティングに一部不満あり
あくまでも個人の感想ですので気になる方はぜひ一度見て見ることをオススメします。
Netflix独占配信となりますので、まだ登録してない人は登録してから視聴しましょう。
実写版をみてどこかで原作の伏線回収になるところはないのか見ていましたが、気になるところはまた別の記事にてご紹介したいと思います。
とりあえずもう一回シーズン2もあるかもしれないから、これを機に原作を読み直した方が良さそうかっも♪
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