子供の足の成長早いからこそ靴選びはしっかり知ってから選びましょう!!
子供の育児をしていて常々感じることなんですけど、ほんと子供の成長って早いですよね〜。汗
気づいたらあっという間に心身ともに大きくなっていて、親である自分は何も変わってないと思っていますが、子供の成長を感じると時の流れを痛感させられますよ。苦笑
成長の中で感じられる一つとして体の大きさの他に、足の大きさの変化も感じられることだと思います。
「この前買ったばかりなのにもう買い替え!?」
「そんなに頻繁に履いてた靴じゃないのに・・・」
なんて思うご家庭は少なくないかと思います。
私自身も感じる体験談でもありますし、同じように共感する方も多いかと思います!
これから家庭を持ち、子供を育てたいと思う人、今まさに子育て奮闘中という方にも
「そうだったんだ!」
というようなことを紹介していきたいと思います。
ちなみに既に子供を持つママやパパ、またはこれから親になる予定のママやパパはどういう基準で子供の靴を選んでいいか知ってますか?
足長に合わせることはもちろん必須ですが、単純にデザインや好みの色、そのお子さんに履いてほしいものを選んでるだけではダメですよ。
これとっても重要なことなのですが、子供の足については年齢とともに足の骨格の形成が変化すること=【骨化】というものが存在します。
0歳〜小学生くらいまではこの足の骨化と共に、足の形そのものが変わっていきますので、履かせたい靴だけで無く、子供の足の成長に合わせた靴選びをすることをオススメします。
また、併せて靴のサイズの正しい見方も一緒に確認してもらうことで、より子供に合った靴選びができると思いますので、よかったら参考にしてください。
今回は子供の「足のサイズ、足の構造」についてお話ししていきたいと思いますので、
興味がありましたら最後まで読んでいってくださいね♪
子供の足のサイズの目安を知ろう
足のサイズ人はもちろん個人差があるのですが、年齢によって大体どれくらいなのか知ってますか?
おそらく調べないと知らないという人が多いと思います。
参考までに著者が過去にメーカーの研修やお話の中で受けた情報を参考にサイズの目安を提示したいとおもいます。
年齢 | 靴のサイズ |
0歳〜1歳 | 9㎝〜13㎝ |
2歳〜3歳 | 14㎝〜16㎝ |
4歳〜6歳 | 16㎝〜18㎝ |
7歳〜8歳 | 19㎝〜21㎝ |
9歳〜12歳 | 21㎝〜24㎝ |
このようなサイズ基準で見ていただけるといいと思います。
昔は「年齢+11㎝」がいいと言われていたりしましたが、平均的なサイズ感覚としてはこのようなサイズが近しいと思いますので参考にしてくださいね♪
ご自宅でも計測ができるよう足のサイズを測るスケールもこちらからダウンロードできますのでよかったら活用してください♪
足の成長速度【0歳〜3歳編】
僕は本業が靴屋ですので家庭に子供がいるので、子供の足の成長スピードやサイズに関して知っているところもあり気をつけていることではあるのですが、ご相談いただくお客さまからのお問合せでよくあることがあります。
具体的にはこのようなお問合せが非常に多いです↓↓
この間保育園の先生に「〇〇ちゃん靴がきついみたいなので変えた方がいいかもしれない」と言われました。
「〇〇君の足がちょっときついのか足が擦れてしまっています」と言われました。
それもそのはず、この0歳〜3歳の間は足の成長スピードが一番早い時期になるからです!!
いったいどれくらいのペースで大きくなるの?
よくわからない人のために参考までに説明します。
どれくらい大きくなるかというと、具体的には3ヶ月で0.5センチも大きくなります。
乳児の足については大きくなるのが本当に早いのですぐに買い換えるなんてこともあります。
足の成長によるものの一つに骨化というものがあります
ちなみに0歳〜3歳の間の足は骨化が始まる前ですので、軟骨と脂肪で多く形成されています。
そのため、足の痛みなどはなく、単純に大人なら痛くて履けないよと嘆いてしまうようなキツさでも、乳児にはそういった感覚がないことを知っておいてくだい。
分かりやすく例えるならば、ぜひやってみてほしいのですが、自分の耳の軟骨部分を強くぎゅ〜っとつねってみてください。
次にどこでもいいです。試しに腕や耳たぶ、ほっぺたなどつねってみてください。
どうですか?明らかに耳の軟骨部分の方が痛みを感じにくいですよね?
赤ちゃんをはじめとする乳児の足は、耳の軟骨のような感覚なんです。
だからこそ、知らない間に大きくなっているのだけども、痛みが少ないため知らない間に靴擦れを起こしてしまったりする原因なのです!!
また、乳児の足まわりに関しては歩き始める前までは、筋肉の発達途中になりますから、ほぼ脂肪で守られています。
そのため、足のまわりにぷよぷよのお肉がついていますから、甲高、幅広な足型になります。
この状態が【骨化】が始まる前の初期段階だと思ってください。
こういった乳児の足の形を考えた上で、多くのメーカーは幅広、かつゆったりめの靴を提供されています。
例えば、ニューバランス、IFME(イフミー)といったブランドは11〜15㎝※ニューバランスは16.5㎝くらいまでは大きめの作りになっていますので個人的にオススメです♪
アッパーのマジックバンドも広く履き口を広げられるので、お子さん自身で履くというより、親が履かせることが多いこの年頃のサイズはこういったポイントがとても助かりますからオススメです。
それに比べて、有名なところで言うとasicsの子供靴はフィット感重視ですので小さめになります。
ただ、asicsのいいところは足の成長速度や年齢に伴う骨化に合わせ作られている靴があるところが個人的にはいいと感じています。
実際にasics本社でお話しいただいた研修の時の情報をもとに、この記事も作成させていただいている部分もありますので参考になるお話しになると思います。
乳児の足についてさらに補足で説明しますと、骨化の成長において、0歳のまだ歩き始めの赤ちゃんはつかまり立ちから始まり、歩き方はよちよちしたペンギン歩きになります。
これは歩き始めから約3ヶ月くらいがそのような歩き方になります。
まだ足も不安定なため靴の選び方としてはハイカットもしくはミッドカット、つまり足首くらいまでを保護し、安定感を保つ靴を履くことをオススメします。
歩き始めてから半年くらいになりますと、歩き方も上手になり、歩き始めのよちよち歩きから上手な歩き方に変わっていきます。
さらには元気走り回ったりするようになりますので、その場合はハイカットなどではなく、より動きやすいローカットのスニーカーを履かせてあげましょう。
ここまでの半年の間に約1㎝近く大きくなると思いますので、買い替えのタイミングになりますので同時に足のサイズも測るようにすることも忘れないようにしましょう♪
足の成長速度【4歳〜7歳編】
乳児から幼児になり運動も活発になるこの年齢に関しては、軟骨と脂肪で形成されていた足が成長し、骨と筋肉に変わっていく時期になります。
そのためお子さん自身も、履く靴のきつさなどの感覚と同時に、好みが現れ始める時期になります。
2歳、3歳くらいの間は親が
「痛くない?」「大丈夫?」
と聞いても、そもそも感覚がそんなにないので子供自身「?」といった感じになるのですが、これくらいの年齢になると、
「きつい」「この色がいい」「歩きやすい」「歩きずらい」
など自分で何がいいのかはある程度判断できるようになりますので、子供の感覚を確認しながら靴のサイズを選ぶことがいいと思います。
まだ骨化が進んでいる途中ですので足幅や甲の高さには個人差がありますが、比較的足幅などは大きいお子さんが多いです。
そのためワイズというのを意識して靴選びしていただくといいと思います。
ワイズとは靴の即位をアルファベットで表したものなのですが、比較的標準規格は2E表記になります。
幅が大きい人はそこにさらにEを足した3Eという規格表記で選んでいただくと少しゆったりした足入れになりますので幅がひろい、甲が高い、などのお子さんに選んであげましょう。
また乳児の時と違って足の足長の成長速度は緩やかになり、目安としては6ヶ月で0.5㎝のペースで大きくなるので、乳児の時より買い替えペースは比較的緩やかになっていきます。
足の成長速度【8歳〜11歳】
ここの年齢に関しては一番骨化が進み、足の幅などが細くなりがちです。
軟骨から骨に、脂肪から筋肉に変わり終わる時期になりますので、シュッとした足型になるお子さんが多いです。
そのため、靴選びに関しては踵をしっかりホールドする、土踏まずをサポートしてくれるような機能を持った靴を選んでいただく方がいいです。
体の大きさによって変わりますが、大きい子だと、大人のレディースの靴などを選ぶ子もいるくらい足長も大きい人もいるので、子供の足型によっては、子供靴だけでなく大人の靴も視野に入れ始める頃になるかと思います。
運動もより活発になるお年頃ですのでその運動のパフォーマンスに合わせた靴を選んでいただくことをオススメします。
素材やデザインによって当然違いはありますが、しっかりと足と靴を連動させて運動の補助をするためにも、親子ともにしっかり履き比べは試して歩くなどしてサイズ感を確認しましょう。
また、めんどくさがって、靴紐なども緩くしてしまいがちなのですが、足のことを考えるとマジックテープや紐靴に関してはしっかりホールドすることを意識して履かせるようにしていくことがいいです。
足の成長速度【12歳〜】
成長期に差し掛かるこの年齢に関しては男女によって個人差が大きく出てきます。
女児に関しては早いと10歳〜12歳で成長しきるところもありますのでそんなにサイズの変動は少なくなりますが、男児に関してはこれから一気に身長や体格の変化も変わってきますので、足の筋肉のつき方も含めて、がっちりしてきます。
ここまでくるともう子供靴では履けないというようなお子さんも増えてきますので大人の靴もより含めてサイズ選びしてあげるといいです。
大人の靴だと24㎝で男性靴無くないですか?
というお問合せも非常多いです。
残念ながら、一般的な靴の小売のメンズサイズは25㎝以降のものが多いので、デザインに限られてしまいます。
ですがたくさんのメーカーが男女兼用(ユニセックス)のアイテムも取り扱っていますので、子供の(特に男児)サイズ選びに迷った際はお近くの店員さんに相談いただいた方が早いです。
デザインの好みや、趣向や若者のトレンドなどもあると思いますので、本人の意思や要望も尊重してあげるようにサイズ選びをしてあげてください。
早い子は本当に大人の足になってますからね〜。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
大人になってからはサイズが変わるなんてことはさほどないですが、子供の場合は足の成長があるため、どうしても親がよく見てあげないといけないところが多いです。
ある程度どういう基準で見た方がいいのかを知っておくだけでも靴選びに困ることは少なくなりそうですのでぜひ参考にしてみてください・
- 定期的に足を測ることで子供の足の状態を知る
- 子供の年齢によって成長スピードが違うということ
- 子供の年齢によって成長スピードが違うということ
- 8歳〜11歳は一番足が細くなる時期
- 成長に合わせて大人の靴も選択肢に入れる
子供のうちにしっかりと靴選びをしていただければ運動の活性化や正しい足育を行えるようになりますので、ぜひ今後の成長に合わせて参考にしてみてください♪
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